2013年9月20日金曜日

NSPメッセージ第37回:都市再生研究会 担当理事;山口

みなさんこんにちは。
担当理事の山口です。

前回お伝えした私たちの実験農場(三重県北部・湯の山)では、間もなく今月末
28日(土)に稲刈りを行います。今年は伊勢神宮の神宮神田で奇跡的に生まれ
たお米「イセヒカリ」を栽培し、毎年のこの取組みは絆づくりを大切に地元小学
生、地元農家の方々も毎年多数お招きする収穫祭です。

是非、お近くの方々は収穫祭へお越し下さい。

ご案内(1)
日時:9月28日(土)10:00~
場所:三重県菰野町
 近鉄湯の山線 大羽根園駅までお越し下さい。スタッフがご案内致します。

さて、私たちは、この農業への取組みをオレンジサンプロジェクト(OSP)と
名付け、これまで7年程取組んでおります。

OSPの目的は、地球の気候変動や政変ほかによる経済変化に対応すべく、自ら
が食料生産に携わり、少なくとも我々周辺の食いぶちは「腹八分目」程度生産す
るベースを築いていこうというものでした。

NSPの会員のみなさまの中にも、独自に農業に取組んで見える方が増えてきま
した。とてもすばらしいことと感じています。

兼ねてよりご紹介している様に、日本は食料だけでなくエネルギー自給が乏しい
状況であることもご存知であろうかと思います。すなわち、太陽のオレンジとと
もに、私たちは山の木々のグリーン、海のブルーとカラーの名前を付けた3つの
プロジェクトを7~8年前に始めました。

前者がグリーンジャパンプロジェクト(GJP)、後者がブルーオーシャンプロ
ジェクト(BOP)です。

GJPでは、植林からエネルギーまでと展望し、林業、木材利用、リサイクル、
そしてバイオマス発電に取組んでいます。国内最大の都市型大型バイオマス発電
については、一昨年ご案内致しました様に、神奈川県川崎市において一般住宅約
4万世帯分の発電規模である川崎バイオマス発電の稼働後、現在は愛知県内にお
いて中小型のバイオマス発電プラントを手がけつつあります。

こちらは、11月半ば頃、みなさまにご案内します。

上流部では、これまで愛知県、三重県において不在山主の林地をまとめ(集約化
といいます)、測量後、間伐や林地保全の計画(森林経営計画)を策定し、実際
に間伐施業し、従来の市場への出荷、弊社での製材、木材利用に取組んできました。

良縁に恵まれ静岡県は天竜の団体との連携を始めることとなりました。弊社の製
材機一式を移設し、そこから得られる木材を活用して、材木利用からエネルギー
利用へと展開するものです。


3番目にBOPですが、これは陸地のバイオマス(木材)から海洋バイオマスへ
視点を移し、資源・エネルギーを生産するというプロジェクトです。

現在、文部科学省の実証事業にて、海藻を高速培養する実験を行っています。あ
る企業では、微細藻類から燃料を生産する研究が進まってますが、私たちは、さ
らに成長速度が速く、CO2吸収量が高い緑藻類(海藻)を生産する事業です。

こちらは、別の機会に、実証事業をご案内させていただきます。


ご案内(2)
都市再生研究会in愛知
都市再生(ランドスケープと農業)
日時:2013年11月17日(日)13:30~17:30
場所:フルハシEPO株式会社弥富発電施設と都市型実験農場大府・プラネット農園

都市再生研究会として、発電と都市農業の取組みを情報共有させて頂きます。
後半は、自然農法プラネット農園を訪ね、その野菜をレストランで味わって頂きます。

※お問い合せは、担当・前田まで(m-maeda@fuluhashi.jp
 なお、16(土)には、日本最大級の異業種交流展示会『メッセナゴヤ2013』
 の開催に合わせての企画も検討中。




都市再生研究会担当 理事 山口直彦
(フルハシEPO株式会社 代表取締役)


内閣府認定NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム
http://nipponsaisei.jp/
日本再生プログラム推進フォーラムFBページ
https://www.facebook.com/nipponsaisei