2015年4月2日木曜日

NSPメッセージ第78回:都市再生研究会 担当理事;山口

みなさん、こんにちは。
都市再生研究会 担当理事の山口です。

当地名古屋ではさくらが満開となり、春の気持ちよい日が続いています。
各地で、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、いよいよ4月。2015年度の幕開けです。
消費税増税8%となり1年が経過、これに寄る景気の下ブレは予想以上のもので現国会では新年度予算の成立に至らず暫定予算という形で進まざるを得ない選択となりました。

今年の10月と想定されていた消費税10%への再増税は、2年後2017年4月に延期されており、日本の財政問題は全く片付く様相を見せていません。

その一方で、2015年問題をご存知でしょうか?

戦後の高度経済成長を牽引して来た団塊の世代の方々が、年金の全額受給となる年であり、即ちこれまで稼ぎ、納税し、年金を支えて来た世代が、一斉に年金受給側に回るということ。この受給人口の急激な増大は、年金財政への大きな逼迫をもたらすばかりか、さらには労働人口の大幅な減少、そして国家税収減が目の前に迫っているということなのです。

政治の世界では、この事象を多角的に捉え、若者も含めて全ての働きたいものが安心・安定的に雇用につける様に、環境や制度改善を進めてもらいたいものです。

多角的にということは、今まさに顕在化しつつある技能・技術の継承の面、戦後認識を含めた歴史の伝承等を含みます。産業界でも既に技術継承が途絶え、ものづくりが立ち行かない状況が出て来ています。また、飛行機、列車、船舶などについてもコンピューター操作は出来るが、いざという時に対峙出来ない状況さえ起こっている様なのです。

日本は、これからさらに高齢化が進みます。10年後の2025年は、いかがでしょうか?後期高齢者75歳以上は、日本で4人に1人となる長高齢化社会の到来です。その時、私たちはどんな社会を望むでしょうか?

介護、医療、福祉、さらには社会保障と、どちらかと言うと結果に対する後追いの対策ばかりに心配が募ります。

私たちは、いつまでも若々しく元気でありたいもの。そして、自らが体得した技術やノウハウを社会還元し、すばらしい社会の構築に喜びを得たいものです。
ハイクオリティ オブ ライフ(HQOL)に向けて、私たちは十分取組んできました。生活は、本当に豊かになり便利になりました。次なるは、ハイクオリティオブ セカンドライフに視点をもって行くことも必要かと考える次第です

悠々自適もひとつの理想かも知れませんが、いつまでも若々しく元気に社会参画し、その成果から喜びと生き甲斐を見出せる社会もひとつなのかも知れません。

未来は自らが創るもの。
私たちの未来を安心・安全で、人に社会に環境に優しいものに創りあげていきましょう!


さて、最後にお知らせです。

来る4月4日(土)、5(日)に滋賀・京都にて企画を予定しています。
まだ、若干名の空きはある様ですので、お急ぎ下さいませ。

◎近江の歴史から感じる日本再生の春ツアー
◎時代劇の舞台裏をみる - 日本再生と時代劇リバイバル -



都市再生研究会担当理事 山口直彦
(フルハシEPO株式会社 代表取締役)

内閣府認定NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム
日本再生プログラム推進フォーラムFBページ

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